Friday, June 26, 2009

日本語での進歩(1): 過去の母国


L=LingQ  K=私

L: あなたに外国に行く機会が与えられたとします。どこの国に行きたいですか?またそれはどうしてですか?

K: 正 直に言えば、本当に行きたいなのは、17世紀以前のアメリカです。(つまり、母国以外の「外国」より、現代以外の母国に行きたいという希望だといえま す。)なぜなら、その時代は、現代とかなり違う考え方や生活をしていた最初のアメリカ人が住んでいたからです。。今は、その人々を「ネイティブ・アメリカ ン」や「インディアン」、「先住民族」と呼びますが、彼らはとにかく元のアメリカ人で、元々のアメリカの文明をもっていた人たちでした。

文明の違いの一例は社会制度です。例えばイロコイ族の家族はヨーロッパや日本のように父の家系によって継承していくのではなく、母の家系(家母長 制)でした。もちろん、男性にも大事な役目がありましたが、結局女性の方が長で社会の基盤となっていました。この先住民族と言われる人々の生活は、すべて が自然と自分との同情をし、自然と互いを大切にする思いやりを持っていました。民族と民族の間に争いもあった事は間違いありませんが、国として他の国と戦 争になるということは(その様な観念も)ありませんでした。すべての人が自己の個性を保ち、周りの人間と自然と調和した人々でした。

現代の温暖化と戦争の問題をみると、この昔の人々と彼らの文明は現在の世界中に見られるヨーロッパ系の政府制度と国家よりましだと言えるかもしれないと思います。でも、残念ながら、例え行きたいとしても、もはや行ける「外国」ではありません。